医食健心 2026年9月号
医食健心 SANOH CORPORATION NEWS — 2026年9月号 Vol.059

「補う」だけでなく、
「整える」。

健康のために何かを始めようと考えたとき、多くの人が思い浮かべるのは「体に良いものを取り入れること」。しかし体を支える方法は、それだけではありません。

  • ストレス・睡眠不足
  • 紫外線・疲労
  • 寒暖差
コップに注がれた水素水と、光を浴びる手のイメージ
気づき

「何を補うか」だけでは、見えてこないもの

私たちの体は毎日、ストレスや睡眠不足、紫外線、疲労、寒暖差など、さまざまな負担にさらされています。こうした負担が重なると、体内では活性酸素が増え、抗酸化力とのバランスが崩れて「酸化ストレス」につながることがあります。

そこで注目されているのが、「体が本来持っている力を発揮しやすい環境を整える」という考え方です。

水素の話 第7話

水素研究からわかってきたこと

2007

細胞を守る
可能性

医学誌『Nature Medicine』で、水素が細胞への傷害性が高いヒドロキシルラジカルを選択的に減少させる可能性が報告されました。

2024

抗酸化力を
高める指標

健康な成人76名対象のメタ解析では、体を守る力=抗酸化力を示す指標が、水素を利用した群で有意に高まっていました。

2025

睡眠や代謝
への広がり

8週間の水素水摂取で、睡眠の質や総コレステロール、LDLコレステロール、GLP-1などにも変化が認められた試験が報告されました。

アトピーを経験した化学専攻の代表が語る

肌も、血管も、脳も、腸も。全身はつながっている

もちろん、これらはまだ研究規模が限られており、今後さらに検証が必要です。しかし水素研究が抗酸化だけでなく、代謝や睡眠など幅広い領域へ広がっていることは興味深いことです。かつてアトピーに悩んだ経験から、肌だけを良くしようとするのではなく、体全体のバランスを整えることが大切なのだと感じるようになりました。

特定の場所だけに何かを「補う」のではなく、体全体が働きやすいように「整える」——水素は、そんなもう1つの健康の考え方に合う存在として、今もさまざまな研究が続けられています。

1) Ohsawa I, et al. Nature Medicine. 2007;13:688-694. 2) Li Y, et al. Frontiers in Nutrition. 2024;11:1328705. 3) Todorovic N, et al. Medicina (Kaunas). 2025;61(7):1299.

体全体が働きやすいように、
「整える」というもう1つの健康習慣。

秋の食養生
秋の味覚

秋こそ、きのこを食べよう!

秋の味覚の代表格、きのこ。実は植物ではなく「菌類」という生き物の仲間です。しいたけを日光に当てると、含まれる「エルゴステロール」が紫外線を受けてビタミンD2へ変化します。人ときのこ、どちらも紫外線の力でビタミンDが生まれるという、意外な共通点があります。

まな板に並んだしいたけ・まいたけ・えのきなど旬のきのこ
しいたけ、まいたけ、えのき——秋のきのこたち
きのこ 主な栄養・注目成分 特徴
しいたけ 食物繊維・エルゴステロール 紫外線でビタミンD2が増える
まいたけ ビタミンD・食物繊維 香りと歯ごたえも魅力
えのき 食物繊維・ビタミンB群 汁物や鍋に手軽にプラス
ぶなしめじ 食物繊維・ビタミンB群 幅広い料理に使いやすい
エリンギ 食物繊維・カリウム 歯ごたえがあり満足感も

夏は避けたくなった太陽の力を、秋はきのこを通して食卓へ。炊き込みご飯、味噌汁、鍋、炒め物——。いつものきのこに、もう一種類、加えてみませんか?

医食健心9月号では、この続きを詳しくご紹介しています。

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